今回は、知ってるようで知らない中秋の名月について調べてみました。
中秋の名月は、旧暦の8月15日に見られる満月のことを指します。旧暦では7~9月を秋としているため、8月15日はちょうど秋の真ん中にあたります。
また、中秋の名月は、中秋の名月は「一年で最も美しい月」と言われています。
その理由は、①乾燥した空気: 秋は比較的乾燥しており、大気中の水蒸気量が少ないため、大気がぼやけることなく、月や星がはっきりと見える傾向があります。
②透明度の高さ: 秋の空気は透明度が高く、大気中のちりや花粉などが少ないため、月がより鮮明に見えます。
③月の高さ: 月の通り道によって、季節によって月が見える高さが異なります。秋には月が適度な高さにあり、地表付近のちりや明かりにじゃまされず、より美しく見ることができます。
また、お月見は、秋に獲れる農作物の豊作を祈り、自然の恵みに感謝する意味があります。そのため、月見団子やススキ、芋などを月にお供えしてお月見をします。
「十五夜」と「中秋の名月」は、同じ意味で使われることがありますが、若干の違いがあります。
「十五夜」は、旧暦の毎月15日の夜を指します。一方、「中秋の名月」は旧暦8月15日の夜に見える月を指します。つまり、「十五夜」は毎月来るものであり、「中秋の名月」は年に1回だけ訪れるものです。
本来は異なるものですが、現在では「十五夜」という言葉が旧暦8月15日の月を指すことが一般的です。
今年、2023年の中秋の名月は9月29日の金曜日です。
中秋の名月は必ずしも満月ではなく、実際には一致しないこともあります。しかし、2023年9月29日(金)は中秋の名月が満月と重なり、最も月が満ちた状態で見ることができます。
次に、中秋の名月と、満月が重なるのは7年後の令和12年だそうです。
お月見では、月見団子が広く知られています。月見団子は、十五夜に供えられるお団子で、その形状や作り方は地域によって異なります。また、十五夜には他にもさまざまな食べ物が用意されることもあります。
十五夜で食べられる食べ物の一部をご紹介します。
月見団子: 月をイメージした白くて丸い団子です。関東では満月に見立てて15個、または12個(うるう年は13個)を用意することが一般的です。関西では里芋をイメージした団子が供えられます。
月見うどん: 温かいうどんに生卵を乗せたものです。卵の黄身が月に見立てられ、白身は雲を表しています。
秋の収穫祭り: 十五夜の次にあたる十三夜には、秋に収穫された野菜や果物がお供えされます。栗や豆も人気の食べ物です。
これらの食べ物を家族や友人と一緒に楽しむことで、秋の美しい月を愛でながら収穫への感謝や豊作を祈ることができます。お団子以外にも、季節の野菜や果物を使った料理などもおすすめです。
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